[BOOK]日本思想と日本語 : コプラなき日本語の述語制言語(知の新書J06)

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日本思想と日本語 コプラなき日本語の述語制言語

著者:浅利誠

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新書判・320ページ
出版社(発売):読書人
ISBN13:978-4-924671-77-5
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日本語には命題形式も繫辞(コプラ)も主語もない、欧米とは構文構造がまったく違う!西田哲学や居宣長を基盤にして、佐久間鼎、三上章の文法理論を綿密に批判継承し、間違っている国文法の根拠を明晰に論証した画期的な論述。「ある」と「である」を混同した論理学と文法論の誤りに見られるよう、「ある」は動詞ではない形容詞である(否定形は「ない」)。この「~ている」は進行形ではない(「財布が落ちている」)。「は」と格助詞8つ(が、を、の、に、で、へ、から、まで)を明晰に確定。浅利助詞論は、日本でもっとも厳密で明解な考察である。日本語の本質をうき立たせ、パリでの日本語教育の経験をもって、世界言語の水準で論じるも、日本人なら自分が語っている日本語を知ること!主語がない、と言っているだけではもうすまされない!!

◆著者プロフィール
浅利 誠(アサリ マコト)
日本語、哲学研究者。
1948 年青森県生まれ。元ボルドー・モンテーニュ大学言語・文化学部名誉教授。早稲田大学哲学科修士課程修了。新ソルボンヌ大学フランス文学科博士課程修了。(仏)国立東洋言語・文化研究院日本学科講師・准教授(1984-2008 年)。ボルドー・モンテーニュ大学言語・文化学部教授(2008-2014年)。
著書に『日本語と日本思想』(藤原書店、2008年)、『非対称の文法』(文化科学高等研究院出版局、2017年)、『ジャック・デリダとの交歓』(文化科学高等研究院出版局、2021年)。共訳書にフィリップ・ラクー=ラバルト『政治という虚構』(藤原書店、1992 年)、柄谷行人「世界史の構造」を仏訳刊行。学術文50 点以上。