[PDF版]読書人セレクション 文芸時評2019 長瀬 海(通称:長瀬 海BOOK)
著者:長瀬 海
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B5判・45ページ・PDF版
発行元:株式会社 読書人
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創刊以来、実力ある有望な若手批評家を登用し、文芸批評の登竜門として各界で活躍する書き手、批評家を輩出してきた読書人の「文芸時評」がPDF版で読めるようになりました!
第一弾『読書人セレクション 文芸時評2020 荒木優太』(通称「荒木優太BOOK」)に続く第二弾は、『読書人セレクション 文芸時評2019 長瀬 海』(通称「長瀬 海BOOK」)
2019年版の『文芸時評2019 長瀬 海』は、2019年1月~12月の時評+2019年文芸回顧に加え、特別収録の2019文藝夜話(長瀬海・倉本さおり・竹田信弥)、加藤典洋氏の追悼記のほか、書下ろしによる自作年譜、書評・論文リスト、長瀬さんの関わるアジア文学の読書会やみんなのつぶやき文学賞など、文学トピック満載! 一冊丸ごと長瀬海さんの魅力を詰め込んだ「長瀬 海BOOK」の登場です! 時評登場作家は60名超、作品約70作、作者・作品索引付き。目次を大公開!
◆目次
●2019年1月……………………………………3
共作という化学融合、多和田葉子祭り ヤマザキマリ+とり・みき「プリニウス」、沼田真佑「陶片」
●2019年2月……………………………………5
見事にエモいガールミーツボーイ物語 青木淳悟「憧れの世界」、小佐野彈「車軸」、彩瀬まる「森があふれる」
●2019年3月……………………………………7
『すばる』が大フィーバー 倉本・清田・矢野、三人の論客による〈平成〉論、綿矢りさ「生のみ生のままで」
●2019年4月……………………………………9
川上未映子が「夏物語」で問うたものとは 町屋良平の描く関係性の新しさ/大前粟生、小林エリカ、今村夏子
●2019年5月……………………………………11
祝!『文藝』リニューアルスペシャル!! 古谷田奈月「神前酔狂宴」/東浩紀/文學界新人賞受賞作
●2019年6月……………………………………13
『たべおそ』に惜しみない拍手を。 櫻木みわ「米と苺」、古市憲寿「百の夜は跳ねて」/追悼・加藤典洋
●2019年7月……………………………………15
国語が変わる、文学が消える?! 黒川創「覚えていること」、高山羽根子「如何様」
●2019年8月……………………………………17
文芸スクラップ&ビルド 山崎ナオコーラ「リボンの男」、ふくだももこ「おいしい家族」
●2019年9月……………………………………19
不思議な手触り、小説の不親切さ 千葉雅也「デッドライン」、間宮緑「語り手たち」
●2019年10 月……………………………………21
〈あたたかな〉磁場、フィクションの強度 古川真人「背高泡立草」、倉数茂「百の剣」
●2019年11月……………………………………23
新たな語りの創出、記憶を手渡す困難 宇佐見りん「かか」、高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」
●2019年12月……………………………………25
新しい日本語文学の地平へ。そして変化する文芸の場。 李琴峰「星月夜」、乗代雄介「最高の任務」
◎2019年文芸回顧………………………………27
文学が持つ力 文学の側から声を発し続けることの意味
☆特別収録:2019文藝夜話 長瀬海・倉本さおり・竹田信弥(双子のライオン堂)………………30
☆特別収録:【追悼――加藤典洋氏を偲んで】 「孤立を恐れない」 長瀬海………………………………41
☆【KAIセツ】PROFILE・WORKS・自作年表……36
☆読書会・文学賞……43
☆作者・作品索引………44
◆著者プロフィール
長瀬海=インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。京都芸術大学非常勤講師。文芸誌、週刊誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)。「週刊金曜日」書評委員。翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)、共著に『世界の中のポスト3・11』( 新曜社) などがある。1985年生。