【What's New!】週刊読書人7月8日号
【特集】
宇野常寛インタビュー
<僕たちの自由のための戦い>
『水曜日は働かない』(ホーム社)刊行を機に
■「京都の中世史」(全7巻、吉川弘文館)完結間近 《対談=元木泰雄×山田邦和》(8)
【読物】
▽論潮〈7月〉(中村葉子)(3)
▽文芸〈7月〉(栗原 悠)(5)
◇連載=「ロッセリーニ『イタリア旅行』」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉ファン・ジョンウン著『年年歳歳』(青木希実)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=American Picture Book Review(堂本かおる)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
【書評】
〈3面〉
▽福間良明編『昭和五〇年代論』(好井裕明)
▽藤岡信勝・三浦小太郎・但馬オサム・石原隆夫編『新聞が伝えた通州事件』(広中一成)
〈4面〉
▽長谷川祐子編著『新しいエコロジーとアート』(加藤有希子)
▽土門拳著『土門拳の風貌』(若山満大)
▽長島有里枝・山野アンダーソン陽子著『ははとははの往復書簡』(高山なおみ)
〈5面〉
▽牧野理英著『抵抗と日系文学』(長岡真吾)
▽矢萩多聞・つた著『美しいってなんだろう?』(九螺ささら)
〈6面〉
▽中村一成著『ウトロ ここで生き、ここで死ぬ』 (ちゃんへん.)
▽小松和彦・安井眞奈美・南郷晃子編『妖怪文化研究の新時代』(伊藤龍平)
▽皓星社編集部編『〈記憶の継承〉ミュージアムガイド』(姜 信子)
巻頭特集は
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宇野常寛インタビュー
<僕たちの自由のための戦い>
『水曜日は働かない』(ホーム社)刊行を機に
【本紙イントロより】
批評家の宇野常寛氏が『水曜日は働かない』(ホーム社)を上梓した。二九のエッセイが線となってつながり、読者の暮らし方や生き方に、新たな視点と角度をくれる一冊である。刊行を機に、宇野氏にお話を伺った。四月に上梓された責任編集『モノノメ#2』についても、合わせてお話いただいた。(編集部)
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本稿が皆さんのお手元に届くころは、ちょうど夏の参院選めぐってSNS上のコメントが溢れにあふれているような状態だと思います。そんなことを考えながら、宇野常寛さんのインタビューを読み始めると、のっけからハッとさせられると思います。
「人間はときに自分たちの身の回りの、半径五メートルのことを忘れる麻薬のように戦争とか世界経済とか、そういった想像するしかないような大きなことを饒舌に語ることがあると思うのですが、現代は情報技術、特にSNSがその欲望を加速していると思います。」
さらに「今日のSNS、特にTwitterを中心にした言論空間は、ちょっと見ていられないところがある。」とクギを刺します。宇野さんの言論活動の軌跡をご存知の方なら、このあたりの発言の説得力の高さをひしひしと感じると思いますし、そのまま本インタビューの宇野ワールドに引き込まれていくでしょう。
そして、新刊のタイトル『水曜日は働かない』のフレーズの意味を知り、またハッとさせられ、自分と社会との距離の取り方にまたハッとさせられる。まさに哲学的経験を本インタビュー中ずっとさせられますが、非常にカジュアルな宇野節を味わえます。
あまりに疲れやすい今の世の中ですから、ぜひ深呼吸がわりに本紙を開いてください。
https://jinnet.dokushojin.com/products/3447-2022_07_08_pdf
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【関連バックナンバー】
2021年11月26日号
巻末特集:宇野常寛インタビュー
雑誌『モノノメ』創刊を機に
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巻末特集なので少し短いですが、半年前の宇野さんインタビューを紹介します。実はこのインタビューの前に登場いただいたのが2012年だったので、約10年ぶりの登場でした。そこから比べると短いスパンで登場いただいたので、近いうちにまたお話をしていただけると思います。ぜひご期待ください。
https://jinnet.dokushojin.com/products/3417-2021_11_26_pdf
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