【What's New!】週刊読書人2024年1月26日号

【特集】
佐藤嘉幸・市田良彦・廣瀬 純 鼎談
<追悼 アントニオ・ネグリ>

■対談=川口好美・杉田俊介
『不幸と共存』刊行を機に
(8)

【今週の読物】
▽著者から読者へ『風船ことはじめ』(松尾龍之介)(7)
▽解説者から読者へ 吉田健一著『余生の文学』(宮崎智之)(7)
◇連載=「絵画空間の演出」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉砥上裕將著『線は、僕を描く』(池田紗良)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)

【今週の書評】
〈3面〉
〈3面〉
▽神山彰編『戦時下の演劇』(武田寿恵)
▽本野英一著『盗用から模造へ 1880-1931』(兒玉州平)

〈4面〉
▽村上和夫著『機巧の文化史 異聞』(鈴木一義)
▽磯前順一著『居場所のなさを旅しよう』(白井明大)
▽伊藤誠著『『資本論』と現代世界』(塚本恭章)

〈5面〉
▽黒古一夫著『ヤマトを撃つ沖縄文学』(綾目広治)
▽永山則夫著『破流/捨て子ごっこ』(川村 湊)
▽越川芳明著『キューバ二都物語』(峯真依子)

〈6面〉
▽三輪眞弘監修/岡田暁生編『配信芸術論』(齋藤 桂)
▽山中光茂著『余命わずかの幸せ』(國森康弘)
▽イレネ・バジェホ著『パピルスのなかの永遠』(安形麻理)

巻頭特集は

================================================

佐藤嘉幸・市田良彦・廣瀬 純 鼎談
<追悼 アントニオ・ネグリ>

【本紙イントロより】
 イタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリが二〇二三年一二月一五日亡くなった。九〇歳だった。『〈帝国〉』『マルチチュード』(いずれもマイケル・ハートとの共著)などで大きな影響を残したネグリの業績について、筑波大学准教授の佐藤嘉幸氏、神戸大学名誉教授の市田良彦氏、龍谷大学教授の廣瀬純氏にお話しいただいた。(編集部)

================================================

 今回のアントニオ・ネグリ追悼鼎談は総文字数が15000字超の大特集になりました。もちろん、世界的に高名な哲学者の軌跡のすべてを網羅できているわけではありませんが、それでも基本的な情報、思想の遍歴、人となりを知るに足る、まさに追悼記事の醍醐味を凝縮した内容です。

 二部構成というわけではありませんが、佐藤嘉幸さん、市田良彦さん、廣瀬純さん、お一人ずつがそれぞれの視点でネグリ像、その思想を語る前編と、それを受けての3人の議論が展開された後編という内容です。佐藤さんのパートは「理論における楽観主義」と題し、ネグリの概説と『〈帝国〉』以降の思想を。廣瀬さんのパートは「マルクス主義を手放さなかった人」「闘争において階級を構成する」と題し、60年代のマリオ・トロンティとの連帯とそこから派生した労働思想を。市田さんのパートは「分離と構成の論理」「情勢に対する政治的介入」と題し佐藤さんと廣瀬さんの話の中間の時代、具体的には『マルクスを超えるマルクス』『野生のアノマリー』『構成的権力』前後の思想的展開、そしてネグリとの思い出をお話いただいています。

 本編への導入も兼ねて、冒頭の佐藤さんの発言を引用します。

 「ネグリ思想の本質を一言で表現すれば、コミュニズム革命実現のための「悦ばしき知恵」(ニーチェ)、あるいは「理論における楽観主義」(ネグリ)と言えると思います。その思想は『〈帝国〉』に始まるマイケル・ハートとの共同作業によってより現代化され、深化していきます(後略)」

 ネグリの思想を今一度総ざらいする、あるいは未読の人にとっての入門としても読み応え十分の内容です。ぜひご一読ください。

[2024年1月26日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3524-2024_01_26_pdf

********************

【「読書人隣り」イベント情報】
 イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとなどにぜひ遊びにいらしてください。
================================================ 

★毎月第2土曜日開催

 

バタイユ入門講義(第4回)
テーマ:『エロティシズム』第一部第一~六章

【講師】
仲正昌樹
日 時:2月10日(土)18時~

いま、再注目のバタイユを、全体を俯瞰しつつ、丁寧に読解。最もまとまった形で表現されているテクストを通じて、その核心に迫る。

文学、芸術、哲学、経済人類学にわたる広範な批評活動を通して、フランス現代思想に強い影響を与え、日本でも栗本慎一郎等が主要な参照項にしていたことが知られているものの、バリエーションに富む独特の叙述スタイルのゆえに、その全体像があまり伝わっていない、バタイユの思想を、彼の思想が最もまとまった形で表現されている『呪われた部分・全般経済学試論』と『エロティシズム』を精読する。キリスト教神学、ヘーゲル、ニーチェと、レヴィ=ストロース、ドゥルーズ等を繋ぐバタイユの位置を明らかにすることを試みる。『内的体験』や『有罪者』『非―知』などのよく知られたテクストでの議論も可能な限り視野に入れながら解説していく。

【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20240210
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20240210_online

********************

■本日お申し込み締切!

■『アンソロジスト』から生まれた文章講座 2024年上期(全5回) 

講 師:太田靖久(作家)、大槻慎二(『アンソロジスト』編集長)
日 程:2024年1月28日、2月11日、2月25日、3月10日、3月24日(隔週日曜)

雑誌『アンソロジスト』の編集長・大槻慎二と、作家・太田靖久が「アンソロジーの編み方」と「小説の書き方」をイチから教えます!
全五回の講座で、短篇小説(エッセイも可)を1篇書き上げ、文豪たちの作品と共に〝あなたの作品〟が収録された、世界で1冊のアンソロジーを作りましょう。

★全5回の講座の終わりに、〝あなたの作品〟が活字化されたリフィル(20冊×330円=6600円相当)と、あなたが編んだアンソロジー1冊(既刊リフィル5冊×330円+ブックジャケット1980円=3630円)をお持ち帰りいただけます。

★さらに優秀作品1作を『アンソロジスト』へ掲載!!

【参加申し込みURL】https://jinnet.dokushojin.com/products/writing_seminar2024_01

********************

【ご案内】
定期購読のお申し込みはPDF配信版《通年》がオススメ!
 当オンライショップでは定期購読のパッケージも販売中です。新聞配達版《2ヶ月》《半年》《通年》とPDF配信版《通年》の4プランを用意しています。
 特にPDF配信版なら新聞配達版《通年》よりも2500円お得。発売のタイミング(通常金曜日)のAM9:00にダウンロードURLをメールでご案内します。場所を取らずに保管にも便利な定期購読PDF配信版《通年》ぜひお試しください。
https://jinnet.dokushojin.com/products/year-round-pdf