【What's New！】週刊読書人3月3日号

【巻頭特集】
対談＝日埜直彦×松井茂
＜追悼＝磯崎新「事件」の仕掛け人＞

【巻末特集】
■対談＝小谷野敦×倉本さおり
「芥川賞について話をしよう」第23弾

【読物】
◇連載＝「ルノワールと溝口健二を隔てるもの」（ジャン・ドゥーシェ氏に聞く）（聞き手＝久保宏樹）（５）
◇連載＝〈書評キャンパス〉村上春樹著『ふしぎな図書館』（植野早織）（５）
◇連載＝日常の向こう側　ぼくの内側（横尾忠則）（７）
◇連載＝中平卓馬をめぐる50年目の日記（柳本尚規）（７）
◇連載＝American　Picture　Book　Review（堂本かおる）（７）

【書評】
〈３面〉
▽西野智彦著『ドキュメント通貨失政』（熊倉修一）
▽松島泰勝著『学知の帝国主義』（太田好信）
▽ジャコブ・ロゴザンスキー著『政治的身体とその〈残りもの〉』（渡名喜庸哲）★記事無料公開

〈４面〉
▽佐藤幹夫著『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後』（小松美彦）
▽ダニエル・Ｅ・リーバーマン著『運動の神話　上・下』（齋藤　実）
▽砂原庸介著『領域を超えない民主主義』（田村元彦）

〈５面〉
▽金井美恵子文／金井久美子絵『シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない』（坪内稔典）
▽山田詠美著『私のことだま漂流記』（樋口良澄）★記事無料公開
▽北原靖明著『北インド高原の物語』（石原孝哉）

〈６面〉
▽クリスティーナ・カッターネオ著『顔のない遭難者たち』（中島麻紀）
▽エマヌエーレ・コッチャ著『メタモルフォーゼの哲学』（太田悠介）★記事無料公開
▽藤原辰史著『植物考』（堀　千晶）★記事無料公開

※記事の無料公開は3月3日（金）の10時以降から順次行っていきます。

巻頭特集は

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対談＝日埜直彦×松井茂
＜追悼＝磯崎新「事件」の仕掛け人＞

【本紙イントロより】
　磯崎新氏が昨年一二月二八日に老衰のため亡くなった。享年九一。建築家として名高い磯崎氏だが、アート、デザイン、メディア、批評を含む、ジャンルに分けられない仕事を遺して逝かれた。追悼の意を込めて、建築家の日埜直彦氏と詩人で現代アートの研究者の松井茂氏にお話を伺った。（編集部）
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　ようやく磯崎新さんの追悼企画を読者の皆様にお届けすることができます。訃報が届いてからしばらく間がありましたが、その分しっかりじっくりと磯崎さんのお仕事とその意義を振り返ることができます。

　タイトルに＜「事件」の仕掛け人＞とあります。ファンの方ならもしかしたらピンとくるニュアンスなのかもしれません。このフレーズは日埜直彦さんの「ある種のポジションを確立したというよりは、「事件」を起こす仕掛け人という印象があります。」という発言からきたものです。それはどういうことか。日埜さんは次のように語っています。

　「若い者を集めて何かが起こるのを楽しむ一方で、その火種をデザインや建築を通じていかに実現するかは、プロとして引き受ける。（中略）そもそも世の中とは変なものだと思っていたのではないかな。その奇妙さの根っこを捕まえて、建築や都市プロジェクトとしてリアライズすることが、事件になると考えていた。」

　どんな事件があったか。磯崎さんの初期の仕事から近年の仕事までを、二人の対話から丹念に紐解いていきます。そういった意味からも、追悼対談でありながら磯崎新再入門といった意味合いのある記事にもなっています。

　今はネットで磯崎さんの実際のお仕事を見ることができるので、本紙内に登場した建物を検索して、画像と対象しながら本編をお読みいただくと、より磯崎ワールドに触れることができると思います。故人を偲びつつ、その偉大なお仕事の一端を本紙で堪能してはいかがでしょうか。

［2023年３月３日号販売ページ］
https://jinnet.dokushojin.com/products/3479-2023_03_03_pdf

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【近日開催イベント】
　イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です（地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分）。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとにぜひ遊びにいらしてください。
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★池澤夏樹・黒川創トークイベント
＜文学が世界を描く、ということ＞
『世界を文学でどう描けるか』『また会う日まで』刊行記念

■出演：池澤夏樹・黒川創
■日時： 2023年3月6日（月）19:00〜20:30（オンライン配信も同時実施！）
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230306_online

※配信はイベント終了後～約一ヶ月間アーカイブ視聴可能

★「連続講座「本気で、村上春樹を読んでみたい」精読者ための入門講座」
講師：仲正昌樹
日時：3月11日（土）18時～
日本を代表する世界文学作家の意外にも、語られることが少なかった現代思想や哲学の視点とは？　逆に、思想・哲学にも世界的に影響を与えている、その世界観とは？　ハルキ・ワールドの真の凄さを一緒に熟読吟味する徹底読解講座。
第２回のテーマは『ダンス・ダンス・ダンス』（講談社文庫）
【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230311
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230311_online

※配信は講座開催から1週間後までアーカイブ視聴可能
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【ご案内】
定期購読のお申し込みはPDF配信版《通年》がオススメ！
　当オンライショップでは定期購読のパッケージも販売中です。新聞配達版《2ヶ月》《半年》《通年》とPDF配信版《通年》の4プランを用意しています。
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