【What's New!】週刊読書人3月17日号

週刊読書人2023年3月17日号

【巻頭特集】
東浩紀インタビュー
<〈抵抗〉する人文知のために>
トークスペース〈ゲンロンカフェ〉開業一〇年を迎えて

【巻末特集】
『啓蒙思想の百科事典』刊行に寄せて
執筆=長尾伸一・武田将明・重田園江 ★記事無料公開


【読物】
◇連載=「ルノワールとファスビンダーの違い」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
連載=〈書評キャンパス〉早瀬耕著『未必のマクベス』(梅津春風)(5)★記事無料公開
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=戯史 平成紀〈三月〉(安倍夜郎)(7)


【書評】
〈3面〉
田邉恵子著『一冊の、ささやかな、本』(小林哲也)★記事無料公開
▽佐々木実著『宇沢弘文』(塚本恭章)
▽アンドルー・C・スコット著『山火事と地球の進化』(緑 慎也)

〈4面〉
▽コンラート・H・ヤーラオシュ著『灰燼のなかから上・下』(網谷龍介)
▽ユッシ・パリッカ著『メディア地質学』(山口裕之)
船尾修著『満洲国の近代建築遺産』(西澤泰彦)★記事無料公開

〈5面〉
黒川創著『彼女のことを知っている』(小池昌代)★記事無料公開
▽尹紫遠・宋恵媛著『越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること』(李 承俊)
ホセ・レサマ=リマ著『パラディーソ』(立林良一)★記事無料公開

〈6面〉
艾未未著『千年の歓喜と悲哀』(丁 乙)★記事無料公開
▽水谷尚子・ニキータ山下著『夕空の鶴』(井口淳子)
▽ハリー・ルーベンホールド著『切り裂きジャックに殺されたのは誰か』(廣田美玲)

※記事の無料公開は3月17日(金)の10時以降から順次行っていきます。

巻頭特集は

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東浩紀インタビュー
<〈抵抗〉する人文知のために>
トークスペース〈ゲンロンカフェ〉開業一〇年を迎えて

【本紙イントロより】
 東京・五反田のビルの一室で、二〇一三年二月開店したトークスペース〈ゲンロンカフェ〉が、開業一〇年を迎えた。日々、様々なゲストを迎えて、長時間にわたって熱い議論が交わされる場には、多くの人々が訪れる。
 運営会社である株式会社ゲンロン創業者の東浩紀氏は、ゲンロンカフェという場で、何を実現しようとしたのか。お話を伺った。(編集部)
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 東浩紀さんは本紙に割りと頻繁に登場いただいている印象がありますが、実は2019年以来の巻頭インタビューです。前回は、ゲンロン叢書03『テーマパーク化する地球』刊行インタビューでしたので、おなじみの東節が楽しめましたが、今回は経営者・東浩紀を掘り下げることになります。

 本紙の読者のなかでは、「ゲンロン友の会」会員の方もいらっしゃると思うので、五反田のゲンロンカフェのイベントにも参加したことがあるのではないでしょうか。本紙を通して東さんのゲンロンカフェへの思いを知ると、また足を運びたいという気持ちになると思います。東さんのやりたいことがつまったイベントスペースがどのように生まれたのか。東さんの子どもの頃の体験や、アイデンティティとして流れる商売人の血、年齢を重ねて知っていったことなど、「私の履歴書」さながらの内容になっています。

 また、今回のインタビューの東さんは非常にリラックスした感じでお話をされている印象を受けました。そういった点も含めて、ぜひ本紙で普段とは違った一面の東さんのお話をぜひご一読ください。

 今週は記事の内容を神網<ジンネット>読書人で、今回のインタビューを担当した編集長の明石が解説しました。本紙を読む前にこちらの解説もぜひお楽しみください。

【解説】〈抵抗〉する人文知のために――東浩紀インタビュー
https://r.voicy.jp/RY91l56kmqG

[2023年3月17日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3481-2023_03_17_pdf

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【近日開催イベント】
 イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとにぜひ遊びにいらしてください。
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★「連続講座「本気で、村上春樹を読んでみたい」精読者ための入門講座」
講師:仲正昌樹
日時:4月8日(土)18時~
村上春樹さん6年ぶりの新作長編『街とその不確かな壁』刊行目前!日本を代表する世界文学作家の現代思想や哲学の視点を考察し、ハルキ・ワールドの真の凄さを一緒に熟読吟味する徹底読解講座。
第3回のテーマは『ねじまき鳥クロニクル』(新潮文庫)
【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230408
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230408_online

※配信は講座開催から1週間後までアーカイブ視聴可能

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【近刊情報】
<4月6日発売>
『ジャック・デリダ 「差延」を読む』
著者:森脇透青/西山雄二/宮﨑裕助/ダリン・テネフ/小川歩人

新書判・224ページ・1320円
ISBN13:978-4-924671-57-7
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「ジャック・デリダのすべてが『差延』に集約されるのではなく、デリダのすべてが『差延』から出てくるのだと主張しておかなければならない」(ジャン=リュック・ナンシー)。

★読書人オンラインショップで予約受付中
https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671577
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【ご案内】
定期購読のお申し込みはPDF配信版《通年》がオススメ!
 当オンライショップでは定期購読のパッケージも販売中です。新聞配達版《2ヶ月》《半年》《通年》とPDF配信版《通年》の4プランを用意しています。
 特にPDF配信版なら新聞配達版《通年》よりも1000円お得。発売のタイミング(通常金曜日)のAM9:00にダウンロードURLをメールでご案内します。場所を取らずに保管にも便利な定期購読PDF配信版《通年》ぜひお試しください。
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