【What's New!】週刊読書人2月3日号
【巻頭特集】
亀山郁夫インタビュー
<「偶然の家族」をめぐる物語>
〈ドストエフスキー五大長篇〉(光文社古典新訳文庫)完訳を機に
■バリー・ランセットインタビュー(聞き手:杉江松恋)
『トーキョー・キル』(ホーム社)刊行を機に(8)
【読物】
▽論潮〈2月〉(森脇透青)(3)★記事無料公開
▽文芸〈2月〉(山﨑修平)(5)★記事無料公開
◇連載=「ルノアールの役者の下手な振る舞い」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉安部公房著『砂の女』(桑原誠)(5)★記事無料公開
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=American Picture Book Review(堂本かおる)(7)
【書評】
〈3面〉
▽星野克美著『人新世の絶滅学』(小林雅博)★記事無料公開
▽笠井潔・絓秀実著/聞き手・外山恒一『対論1968』(長濱一眞)
〈4面〉
▽アダム・タカハシ著『哲学者たちの天球』(小村優太)
▽神余隆博・松村五郎著『ウクライナ戦争の教訓と日本の安全保障』(鈴木一人)
▽庄司丈太郎写真『貧しかったが、燃えていた』(井上理津子)
〈5面〉
▽阿部和重著『Ultimate Edition』(太田靖久)★記事無料公開
▽山内マリコ著『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(八木寧子)★記事無料公開
〈6面〉
▽佐藤千穂著『映画夢情』(寺脇 研)
▽後藤護著『黒人音楽史』(大塚一帆)
▽佐々木掌子監修『好きのありかた』(竹之内大輝)★記事無料公開
※記事の無料公開は2月3日(金)の10時以降から順次行っていきます。
巻頭特集は
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亀山郁夫インタビュー
<「偶然の家族」をめぐる物語>
〈ドストエフスキー五大長篇〉(光文社古典新訳文庫)完訳を機に
【本紙イントロより】
ロシア文学者の亀山郁夫さんが、ドストエフスキー『未成年』第3巻の翻訳を、光文社古典新訳文庫より上梓した。本書の刊行をもって、亀山さんは〈ドストエフスキー五大長篇〉(『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』『未成年』)の翻訳をすべて終えた。約一七年間取り組んできた五大長篇の完訳を記念して、最新の訳書となる『未成年』を中心に、亀山さんにお話を伺った。(編集部)
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光文社古典新訳文庫という、これまでにないポップでカラフルな翻訳文庫シリーズの代名詞がまさに亀山郁夫さん訳の『カラマーゾフの兄弟』ではないでしょうか。2006年の文庫創刊ラインナップの筆頭を飾り、書店でも大々的に販売されていたことを記憶しています。今回の『未成年』翻訳、ドストエフスキー五大長篇完訳という大仕事は亀山さんご自身にとっても、また出版界にとっても燦然と輝く偉業になると言っても過言ではないと思います。
インタビュー冒頭、亀山さんは率直に次のように語ります。
「これで私の人生に、大きな後悔はない。大げさに感じるかもしれませんが、本気でそう思っています。(中略)一七年という長い時間をかけて、『未成年』までたどり着くことができました。最後のゴールテープを切ることができた達成感で、今はいっぱいです。」
今週は記事の内容を神網<ジンネット>読書人で編集長の明石が解説しました。亀山さんがドストエフスキー作品ではじめて読んだ『罪と罰』の話、そして『未成年』翻訳に際する話など読みどころをピックアップしています。
ぜひ、解説を聞いていただいたあとに本紙をお楽しみください。
【解説】亀山郁夫インタビュー<「偶然の家族」をめぐる物語> 2023年2月3日号より
https://r.voicy.jp/nEmNjNakmXk
[2023年2月3日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3475-2023_02_03_pdf
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【近日開催イベント】
イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとにぜひ遊びにいらしてください。
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講師:仲正昌樹
日時:2月11日(土)18時~
日本を代表する世界文学作家の意外にも、語られることが少なかった現代思想や哲学の視点とは? 逆に、思想・哲学にも世界的に影響を与えている、その世界観とは? ハルキ・ワールドの真の凄さを一緒に熟読吟味する徹底読解講座。
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