【What's New!】週刊読書人4月14日号
【巻頭特集】
追悼=大江健三郎
<残された言葉、今を生きる我らへ>
《寄稿》宇野重規、海老坂武、笠井潔、高原到、髙山花子、富岡幸一郎、成田龍一、野崎歓、渡邊英理、明石健五
【読物】
◇連載=「優劣の外にいる映画作家たち」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』(金ノア)(5)★記事無料公開
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(8)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(8)
【書評】
〈4面〉
▽本庄豊著『児童福祉の戦後史』(好井裕明)
▽ジェラルド・ポステマ著『ベンサム「公開性」の法哲学』(仲正昌樹)★記事無料公開
▽森一郎著『アーレントと革命の哲学』(小石川和永)★記事無料公開
〈5面〉
▽六草いちか著『鷗外「舞姫」徹底解読』(上原尚子)
▽中川素子・浅野由子編『絵本で読みとくSDGs』(土居安子)
▽松浦寿輝著『香港陥落』(私市保彦)★記事無料公開
〈6面〉
▽和田博文著『日本人美術家のパリ』(荻野 哉)★記事無料公開
▽内田伸子著『想像力』(岩内章太郎)
▽長谷川浩一著『線虫』(島田祥輔)★記事無料公開
〈7面〉
▽森宜人著『失業を埋めもどす』(本内直樹)★記事無料公開
▽嘉戸一将著『法の近代』(西谷 修)
▽村田晴夫著『文明と経営』(吉原正彦)
※記事の無料公開は4月7日(金)の10時以降から順次行っていきます。
巻頭特集は
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追悼=大江健三郎
<残された言葉、今を生きる我らへ>
《寄稿》宇野重規、海老坂武、笠井潔、高原到、髙山花子、富岡幸一郎、成田龍一、野崎歓、渡邊英理、明石健五
【本紙イントロより】
作家の大江健三郎氏が、三月三日未明、老衰のために死去した。八八歳だった。
一九三五年、愛媛県出身の大江氏は、東京大学在学中の一九五八年に「飼育」で芥川賞を受賞、一九九四年にはノーベル文学賞を受賞する。知的障害をもつ長男・大江光氏誕生を受けて書かれた『個人的な体験』と広島・被爆を巡るルポ『ヒロシマ・ノート』を相次いで発表するなど、さまざまな角度から日本の戦後を思考し続け、現実と闘い続けた作家だった。大江氏について、九名の方々に、熱のこもる追悼文をご寄稿いただいた。(編集部)
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3月のはじめに流れた大江健三郎さんの訃報は、日本中に大きなショックをもたらし、連日にわたり大江さんを悼む報道が流れました。大江さんの文学性、精神性はまさに弊紙の根底に流れるものそのものだといっても過言ではないでしょう。9人による追悼寄稿も、本紙史上最多です(これまでの最多は6名による永井荷風追悼(1959年)でした)。
寄稿いただいた9名も作家、文芸評論 家、国内外の文学研究者、政治学者・・・・・・と、読書人編集部が総力を結集して寄稿を募り、錚々たる顔ぶれが揃いました。大江さんの作品を深く読み込んできた方々ばかりなので、最上の大江健三郎評論にもなっています。書店や図書館でも大江健三郎追悼フェアが大々的に催されていますし、出版社からも過去作品の増刷が決まったという報道も出ましたので、引き続き大江さんの作品に触れる機会は増えると思います。大江作品の再読の際には、ぜひ本特集号を解説がわりにお読みいただければと思います。
また、大江健三郎追悼特集に際して、1964年に大江さんと石原慎太郎さんの対談記事のイメージを公開します。きわどい発言も多いため、記事部分にぼかしをかけさせてもらいましたが、見出しや写真などから当時の雰囲気は伝わってくると思いますのでぜひ御覧ください。
[2023年4月14日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3485-2023_04_14_pdf
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【近日開催イベント】
イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとにぜひ遊びにいらしてください。
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★「連続講座「本気で、村上春樹を読んでみたい」精読者ための入門講座」
講師:仲正昌樹
日時:5月13日(土)18時~
村上春樹さん6年ぶりの新作長編『街とその不確かな壁』刊行目前!日本を代表する世界文学作家の現代思想や哲学の視点を考察し、ハルキ・ワールドの真の凄さを一緒に熟読吟味する徹底読解講座。
第4回のテーマは『海辺のカフカ』(新潮文庫)
【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230513
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230513_online
※配信は講座開催から1週間後までアーカイブ視聴可能
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【新刊情報】
<4月18日発売!>
『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した――島田裕巳の世界宗教史入門講義』
著者:島田裕巳
四六判・320ページ・2640円
ISBN13:978-4-924671-58-4
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島田裕巳氏の御息女は、父親の〈世界宗教史〉講義を受け、苦手な世界史を克服し、東大入試を突破し、東大現役入学を果たした。
島田氏の講義の神髄を凝縮した一冊。大人の学びなおしのための一冊としても役立つ、親子二世代にわたって学べる〈世界史〉入門講義。
★読書人オンラインショップで予約受付中
https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671577
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《発売直後から話題殺到‼》
『ジャック・デリダ 「差延」を読む』
著者:森脇透青/西山雄二/宮﨑裕助/ダリン・テネフ/小川歩人
新書判・224ページ・1320円
ISBN13:978-4-924671-57-7
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「ジャック・デリダのすべてが『差延』に集約されるのではなく、デリダのすべてが『差延』から出てくるのだと主張しておかなければならない」(ジャン=リュック・ナンシー)。
https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671577
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【ご案内】
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