【What's New!】週刊読書人6月2日号

【巻頭特集】
永田浩三/増田ユリヤ 講義
<「写真集」を読む / 「メディア」をつくる>
読書人カレッジ載録


追悼・原尞(明石健五)
(8)★記事無料公開

【読物】
◇連載=「映画だけが持つ愉しみ」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
連載=〈書評キャンパス〉永田希著『再読だけが創造的な読書術である』(前川舟)(5)★記事無料公開
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=American Picture Book Review(堂本かおる)(7)


【書評】
〈3面〉
▽金貞子証言/金賢善編集『韓国・基地村の米軍「慰安婦」』(土野瑞穂)
木許裕介著『ヴィラ=ロボス』(近藤浩平)★記事無料公開
▽永田雄三著『トルコの歴史 上・下』(中田 考)

〈4面〉
▽木々康子・高頭麻子編著『美術商・林忠正の軌跡 1853-1906』(宮崎克己)
▽野田雅也著『造船記』(野坂 真)
ニック・エンフィールド著『会話の科学』(稲葉渉太)★記事無料公開

〈5面〉
ローラン・ビネ著『文明交錯』(古山裕樹)★記事無料公開
▽椎根和著『49冊のアンアン』(北條一浩)
▽郭南燕編著『宣教師の日本語文学』(尾西康充)

〈6面〉
▽林田直樹著『そこにはいつも、音楽と言葉があった』(下山静香)
澤宮優著『「二十四の瞳」からのメッセージ』(高鳥 都)★記事無料公開
▽星野文昭・星野暁子著『あの坂をのぼって』(黒古一夫)

※記事の無料公開は6月2日(金)の10時以降から順次行っていきます。★記事無料公開

巻頭特集は

================================================

永田浩三/増田ユリヤ 講義
<「写真集」を読む / 「メディア」をつくる>
読書人カレッジ載録

【本紙イントロより】
 二〇二一年度に、読書人と日本財団が共同で立ち上げた大学生の読書支援活動「読書人カレッジ」。五月二〇日、成城大学にて二〇二三年度の初回講義が行われた。一コマ目は、武蔵大学社会学部教授の永田浩三さん、二コマ目はジャーナリストの増田ユリヤさんが講師を務めた。永田さんの講義では、「写真集」の世界を紹介した。二人の講義内容を1面・2面・8面にそれぞれ載録する。(編集部)
======

毎回好評の「読書人カレッジ」の載録特集を今回もお届けします。今回は5月20日に行われた成城大学での講義です。永田浩三さん、増田ユリヤさん、2人のジャーナリストがそれぞれ一コマずつ受け持った講義の内容を凝縮しました。

ジャーナリスト同士とはいえ、お二方の講義の毛色はまったく違い、永田さんは約200年の写真史と、写真報道の成り立ち、写真集の楽しみ方と、普段写真に馴染みのない人の入り口的な内容で、本編にもありますが図書館などで写真集を見かけたら思わず開いてしまいたくなるようなきっかけを与えてくれるお話です。

一方の増田さんは、自身のYouTubeチャンネルで経験した”炎上騒動”から、ネット言論における誹謗中傷の問題を聴講した学生と一緒に考えます。増田さんは冒頭、「「池上彰と増田ユリヤのYouTube 学園」はこの六月で丸三年になりますが、その間に起こった炎上騒動について、(中略)今日は何でも答えますので何でも聞いてください。」と投げかけます。

そもそも、誹謗中傷とは。なぜネットでは他者に心無い言葉を投げつけることができるのか。表現の自由との境界線は。学生にとっても、身近な話題で非常に関心も高く、寄せられた多くの質問に対して増田さんが丁寧に答えていきます。

永田さんは写真史の解説をする上で、参考書籍も合わせて紹介してくれます。本編第1パート、第2パートでは次の本を紹介してくれました。

『写真の発明者 ニエプスとその時代』、『レンズが撮らえた幕末の写真師 上野彦馬の世界』、『北海道150年の写真記録』、『アウグスト・ザンダー写真集 肖像の彼方』、『ちいさな労働者 写真家ルイス・ハインの目がとらえた子どもたち』、『カメラにうつらなかった真実 3人の写真家が見た日系人収容所』。

永田さんの講義のなかではさらに本が紹介されています。何が登場するか、続きはぜひ本紙でお確かめください。

[2023年6月2日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3491-2023_06_02_pdf

********************

【「読書人隣り」イベント情報】
 イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとなどにぜひ遊びにいらしてください。
================================================ 

★お申し込みは6月3日土曜日まで!

■『アンソロジスト』から生まれた文章講座(全5回)

講 師:太田靖久(作家)、大槻慎二(『アンソロジスト』編集長)
開催日:6月4日、6月18日、7月2日、7月16日、7月30日(隔週日曜)

◆全5回の講座の終わりに、〝あなたの小説〟が活字化されたリフィル(20冊×330円=6600円相当)と、あなたが編んだアンソロジー1冊(既刊リフィル5冊×330円+ブックジャケット1980円=3630円)をお持ち帰りいただけます。

【参加申し込みURL】https://jinnet.dokushojin.com/products/writing_seminar2023

******

★来週木曜日開催!

小谷野敦×インベカオリ★トークイベント
<小谷野敦を《解剖》するByインベカオリ★>

『レビュー大全 作家・比較文学者Kが四〇〇〇日にわたって記した壮大なる記録』刊行記念

日時:6月8日(木)19時~(約2時間予定)

【登壇者】
小谷野敦(作家・比較文学者)
インベカオリ★(写真家・ノンフィクションライター)

【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230602
【サイン本付来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230608_book
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230602_online

******

本日開催!終演後アーカイブ配信も有り

■谷口功一×玉袋筋太郎×飯田泰之トークイベント
<日本の夜を取り戻す!~スナックを愛するすべての人たちへ~>
『日本の水商売』刊行を機に

日時:6月2日(金)18時~(1時間30分予定)

【登壇者】
谷口功一(東京都立大学教授・夜のまち研究会代表)
玉袋筋太郎(お笑い芸人・全日本スナック連盟会長)
飯田泰之(明治大学教授・夜のまち研究会メンバー)


【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230602
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/event20230602_online

********************

【ご案内】
定期購読のお申し込みはPDF配信版《通年》がオススメ!
 当オンライショップでは定期購読のパッケージも販売中です。新聞配達版《2ヶ月》《半年》《通年》とPDF配信版《通年》の4プランを用意しています。
 特にPDF配信版なら新聞配達版《通年》よりも1000円お得。発売のタイミング(通常金曜日)のAM9:00にダウンロードURLをメールでご案内します。場所を取らずに保管にも便利な定期購読PDF配信版《通年》ぜひお試しください。
https://jinnet.dokushojin.com/products/year-round-pdf