【What's New!】週刊読書人4月7日号

週刊読書人2023年4月7日号

【巻頭特集】
森永康平が大学生にすすめる8冊
<〈偉大な賢者たち〉へ会いに行く>
読書人カレッジ+(プラス)載録

【企画】
豊﨑由美×山﨑修平
<国書的!海外文学メッタ斬り>
国書刊行会50周年記念対談 
(8)★記事無料公開


【読物】
論潮〈4月〉(森脇透青)(3)★記事無料公開
文芸〈4月〉(山﨑修平)(5)★記事無料公開
◇連載=「小津映画の哲学に触れる」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
連載=〈書評キャンパス〉森博嗣著『喜嶋先生の静かな世界』(岩瀬みずほ)(5)★記事無料公開
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=American Picture Book Review(堂本かおる)(7)


【書評】
〈3面〉
山本義隆著『ボーアとアインシュタインに量子を読む』(北島雄一郎)★記事無料公開
▽川村一之著『七三一部隊1931―1940』(下嶋哲朗)

〈4面〉
古橋忠晃著『「ひきこもり」と「ごみ屋敷」』(藤谷 悠)★記事無料公開
▽清水亮著『「軍都」を生きる』(一ノ瀬俊也)
▽菊地史彦著『沖縄の岸辺へ』(鈴木英生)

〈5面〉
桐野夏生著『真珠とダイヤモンド 上・下』(宮崎智之)★記事無料公開
▽星野晃一著『「杏っ子」ものがたり』(岡本勝人)

〈6面〉
▽川成洋編者代表『ハプスブルク事典』(小宮正安)
▽宮下洋一著『死刑のある国で生きる』(古川原明子)
奥田直美・奥田順平著『さみしさは彼方』(太田明日香)★記事無料公開

※記事の無料公開は4月7日(金)の10時以降から順次行っていきます。

巻頭特集は

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森永康平が大学生にすすめる8冊
<〈偉大な賢者たち〉へ会いに行く>
読書人カレッジ+(プラス)載録

【本紙イントロより】
 「読書人カレッジ+(プラス)」は、二〇二一年度に、読書人と日本財団が共同で立ち上げた大学生の読書支援活動「読書人カレッジ」の派生講座である。出版社の社長や編集・営業担当、団体理事、研究者などに、今までの読書体験やおすすめの書籍をインタビューし、その動画を専用ホームページ「YOMKA(ヨムカ)」にて配信している。
 その中で、経済アナリスト・森永康平さんの回を載録する。※「YOMKA」のURLは2面右下の突き出しに掲載 (編集部)
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 テレビやラジオでもおなじみの経済アナリスト・森永康平さんが読書人本紙に初登場です。WEB企画ではたびたび登場いただき、昨年刊行した『田中秀臣・森永康平の Nippon学』では、本格的な経済論議から俳優の三浦春馬さんをめぐる議論まで、幅広くお話いただいています。

 森永さんのことをニュース番組の解説でご覧なられた方も多いと思います。舌鋒鋭い経済政策批判、家計向けの物価分析、そして経済アナリスト・森永卓郎さんとの親子談義など、若手の経済論者として引っ張りだこで、今後も注目のお一人です。

 そんな森永さんに、大学生に向けたオススメの本を紹介してもらう「読書人カレッジ+(プラス)」に登場いただきました。経済関係の本が中心になるかと思いきや、ご自身の著書を除けば2冊だけ。アダム・スミスもありますが、『国富論』ではなく『道徳感情論』。ほかにもセネカやキケロといった古典中の古典をセレクトされました。流行りの本ではなく、なぜ古典を読むべきなのか。森永さんは次のように語ります。

 「有名なインフルエンサーやオピニオンリーダーも、三年経てば忘れ去られます。(中略)対して、過去の賢者たちの言葉は、何千年も前に語られたものであるにもかかわらず、脈々と読み継がれている。移ろいゆく歴史の中、どの時代でも読まれ評価されてきた理由は、そこに人間にとっての「真理」が書かれていたからです。」

 また、専門の経済ジャンルからはカール・ポランニー『大転換』とデヴィッド・グレーバー『負債論』を選書。ほかの本に比べると重厚、難解な2冊ですが、大学生にもわかりやすく読みどころを解説。その内容が経済学的思考の入門にもなっているので必見です。硬軟揃った選書は大学生のみならず楽しめる内容です。ぜひ、新年度最初の号をお楽しみください。

[2023年4月7日号販売ページ]
https://jinnet.dokushojin.com/products/3484-2023_04_07_pdf

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【近日開催イベント】
 イベントスペース「読書人隣り」で近日開催するイベントをご案内します。会場は本の街、東京・神保町です(地下鉄神保町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩10分)。お仕事終わりや学校帰り、神保町散策のあとにぜひ遊びにいらしてください。
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★「連続講座「本気で、村上春樹を読んでみたい」精読者ための入門講座」
講師:仲正昌樹
日時:4月8日(土)18時~
村上春樹さん6年ぶりの新作長編『街とその不確かな壁』刊行目前!日本を代表する世界文学作家の現代思想や哲学の視点を考察し、ハルキ・ワールドの真の凄さを一緒に熟読吟味する徹底読解講座。
第3回のテーマは『ねじまき鳥クロニクル』(新潮文庫)
【来場チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230408
【配信チケット】https://jinnet.dokushojin.com/products/seminar20230408_online

※配信は講座開催から1週間後までアーカイブ視聴可能

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【新刊情報】
<4月6日発売>
『ジャック・デリダ 「差延」を読む』
著者:森脇透青/西山雄二/宮﨑裕助/ダリン・テネフ/小川歩人

新書判・224ページ・1320円
ISBN13:978-4-924671-57-7
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「ジャック・デリダのすべてが『差延』に集約されるのではなく、デリダのすべてが『差延』から出てくるのだと主張しておかなければならない」(ジャン=リュック・ナンシー)。

★読書人オンラインショップで予約受付中
https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671577
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【ご案内】
定期購読のお申し込みはPDF配信版《通年》がオススメ!
 当オンライショップでは定期購読のパッケージも販売中です。新聞配達版《2ヶ月》《半年》《通年》とPDF配信版《通年》の4プランを用意しています。
 特にPDF配信版なら新聞配達版《通年》よりも1000円お得。発売のタイミング(通常金曜日)のAM9:00にダウンロードURLをメールでご案内します。場所を取らずに保管にも便利な定期購読PDF配信版《通年》ぜひお試しください。
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